206冊目『「心がボロボロ」がスーッとラクになる本』

 優しい1冊。

勇気を出さなくちゃ、元気にならなくちゃ、頑張らなくちゃ…

毎日そう思って生きてきた。

それが出来ないのは、私が「衝撃を受けたから」だと書いてあった。

衝撃、つまりショックなことや、悲しいこと、辛いことに遭遇した、ということ。

そういう出来事に遭遇して、自信を無くしたり、人を信じられなくなったりするのは当たり前のこと。

頑張りすぎちゃう人は、「衝撃を受けたら傷付く」という当たり前のことを受け止められない。

「自分が弱いからだ」とか、「もう少し頑張っていれば出来たんじゃないか」とか、思ってしまう。

私の場合は全くその通りで、誰から見ても仕方ないことですら、「私がもっと頑張っていれば」とか「私が弱いせいだ」とか考えてしまう。

さしてどんどん自信を失って、現実的な考えが出来なくなって…今に至る。

まずは「私は衝撃を受けたんだ」「傷付いているんだ」ということを認めること。

その上で「立ち直るには時間が掛かるんだ」ということも認めること。

このふたつだねえ。

人には必ず立ち直る力があると信じて、この大きくて深い傷をどうにかしていきたいと思う。

今年読んだ本も206冊目。

自分の傷を癒し、その傷跡と付き合っていくために読み、学んできた。

「立ち直れる」って諦めていない。

だから今日も本を読む。

自分の自信を、取り戻すためにも。

0コメント

  • 1000 / 1000

本とコーヒーがあれば幸せ