優しい1冊。
勇気を出さなくちゃ、元気にならなくちゃ、頑張らなくちゃ…
毎日そう思って生きてきた。
それが出来ないのは、私が「衝撃を受けたから」だと書いてあった。
衝撃、つまりショックなことや、悲しいこと、辛いことに遭遇した、ということ。
そういう出来事に遭遇して、自信を無くしたり、人を信じられなくなったりするのは当たり前のこと。
頑張りすぎちゃう人は、「衝撃を受けたら傷付く」という当たり前のことを受け止められない。
「自分が弱いからだ」とか、「もう少し頑張っていれば出来たんじゃないか」とか、思ってしまう。
私の場合は全くその通りで、誰から見ても仕方ないことですら、「私がもっと頑張っていれば」とか「私が弱いせいだ」とか考えてしまう。
さしてどんどん自信を失って、現実的な考えが出来なくなって…今に至る。
まずは「私は衝撃を受けたんだ」「傷付いているんだ」ということを認めること。
その上で「立ち直るには時間が掛かるんだ」ということも認めること。
このふたつだねえ。
人には必ず立ち直る力があると信じて、この大きくて深い傷をどうにかしていきたいと思う。
今年読んだ本も206冊目。
自分の傷を癒し、その傷跡と付き合っていくために読み、学んできた。
「立ち直れる」って諦めていない。
だから今日も本を読む。
自分の自信を、取り戻すためにも。
本とコーヒーがあれば幸せ
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